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- お知らせ -

2025/03/17

第49回SPレコードコンサートは終了しました

皆様のご来場を心より感謝申し上げます

SP盤で聴くブラームス作品の数々

声楽作品を中心に

と き:令和7年3月22日(土)午後2時開演(1時半開場・5時頃終演)
ところ:神保町北澤ビル2階ブックハウスギャラリー
【古書センターから靖国通りを九段方向へ左側徒歩3分・北澤ビル正面左階段上】
先着35名様 入場無料(要・ご予約) 
【電話でもメールでもOK。お申込みください】 

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案内人:山田豊明氏(やまだとよあき)
1949年千葉県生まれ。「オリジナル・コンフィデンス」、「CDジャーナル」、「サウンドステージ」等、音楽情報誌の編集、営業などを経て、現在市井の音楽愛好家。

若い頃からブラームスに魅せられて、現在「日本ブラームス協会」の会員。

 

◎使用する蓄音機は・・・
 米国製 ヴィクター8-30 通称「クレデンザ」

 この蓄音機は、1925年(大正14年)112日にニューヨークで初めて公開された蓄音機で、その日は「ヴィクター・デイ」と呼ばれ、同時にマイクロフォンを使ったオルソフォニック式電気吹込みレコードが発表されました。
今年はそれから100年。
今回はその蓄音機を使ってブラームス作品をじっくりと聴いていただきます。
第1部は声楽、そして第2部は管弦楽、器楽、室内楽をお楽しみいただく予定です。
どうぞお気軽にお申込みください。

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主催:富士レコード社 神田神保町古書センター9階

お問い合わせ電話:03-3264-8546
e-mail:info@fuji-recordsha.co.jp

 

写真は、第2部のプログラム中4番目、オスカー・フリート指揮のブラームス
第1番のSPがいかに入手困難かを力説される平林氏。園田の手に持つ盤も実は最終面のハンパもの。ラッパ吹込み時代のオーケストラ物は全く顧みられずに廃棄されてしまった不遇の時代があったとか・・・それでもなんとか全曲を入手したいと切望されました・・・

今回のコンサートのプログラム

≪第1部≫
エリーザベト・シューマン~ジョージ・リーヴス(P)…(英HMV・1935年録音)
1)子守歌 作品49-4、2)甲斐なきセレナーデ 作品84-4  

エリーザベト・シューマン~レオ・ロスネク(P)・・・(英HMV・1938年録音)
3)ドイツ民謡集より  
「お姉さん、僕たちはいつ家へ帰るの」、「ああお母さん欲しいものがあるの」、
「私の彼女は薔薇色の唇をしている」、「谷の底では」 

ロッテ・レーマン~エルネ・バロー(P)・・・(米Victor・1935年録音)
4)テレーゼ 作品86-1、私の恋は緑にもえ 作品63-5  
5)おとめは語る 作品107-3、私の彼女は薔薇色の唇をしている 

ナンシー・エヴァンス~マイヤーズ・フォッギン(P)・・・(日ポリドール・1936年頃録音)
6)ジプシーの歌(全8曲)  

エレナ・ゲルハルト~コンラード・V・ボス(P)・・・(英HMV・1929年録音)
7)野の寂しさ 作品86-2  

ハインリッヒ・シュルスヌス~フランツ・ルップ(P)・・・(独Grammophon・1927年録音)
8)ご機嫌いかが私の女王様 作品32-9  

ゲルハルト・ヒュッシュ~ハンス・ウド・ミュラー(P)・・・(英HMV・1934年録音)
9)ご機嫌いかが私の女王様 作品32-9 

≪休 憩≫ 約15分

≪第2部≫
ウィルヘルム・バックハウス・・・(英HMV・1936年録音)
1)間奏曲 変ホ長調 作品117-1  

オイゲン・ダルベール・・・(独Odeon・1911年頃録音)
   2)カプリッチョ ロ短調 作品76-2 

ランドン・ロナルド指揮ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団・・・(英HMV・1923年録音)
3)交響曲第2番ニ長調作品73~第1楽章前半、第4楽章後半

オスカー・フリート指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団
・・・(独Polydor・1924年前半録音/初発売:1924年8月)
4)交響曲第1番ニ長調作品73~第4楽章 最終面

ヘルマン・アーベントロート指揮ロンドン交響楽団・・・(米Victor・1927年録音)
5)交響曲第4番ホ短調作品98~第3楽章  

ヨーゼフ・シゲティ~エゴン・ペトリ(P)・・・(英Columbia・1937年録音)
   6)ヴァイオリンソナタ第3番 ニ長調 作品108~第1楽章

アドルフ・ブッシュ~P伴奏・・・(独Polydor・1922年頃録音)
   7)ハンガリー舞曲第5番 (ヨアヒム編)

ヨーゼフ・ヨアヒム~P伴奏・・・(独G&T・1903年録音)
   8)ハンガリー舞曲第1番 ト短調 (ヨアヒム編)

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今回のコンサートは、初めての経験のアクシデントがありました。
なんと、案内人の山田さんが急病で、前日に代役を立てるという離れ業がありました。
ご出席者の皆さんには前日手分けして、その旨を電話連絡。皆さんの快いご了承を得て、なんとか開催の運びになりました。
幸い、山田さんは丁寧な台本をつくっておいてくれたので、それをもとに第1部の声楽を園田が、第2部をグランドスラム主幹で音楽評論家の平林直哉さんにお願いしました。山田さんと平林さんは若い頃、CDジャーナル社にお勤めだったので旧知の仲。そういうご縁もあり、昨日の今日なのに、ほとんど二つ返事でお引き受けくださいました。感謝感謝です。
そんなぶっつけ本番のコンサートでしたが、皆さん暖かい目で見て下さり成功裏に終えることができました。平林さん、ご参加の皆さん、ほんとうにありがとうございました。
山田さん、早く良くなって、リベンジコンサートをやりましょうね(S)



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