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- お知らせ -

2024/12/10

第48回SPレコードコンサートは終了しました

大勢の皆様方のご来場を感謝申し上げます。

《 来て!!見えないフルートが....Viens!! une flûte invisible …》


とき:令和7年1月11日(土)午後2時開演
(1時半開場・5時頃終演)
ところ:神保町北澤ビル2階ブックハウスギャラリー
【古書センターから靖国通りを九段方向へ左側徒歩3分・北澤ビル正面左階段上】
先着35名様 入場無料(要・ご予約) 
【電話でもメールでもOK。お申込みください】 

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ご本人曰く、"フルートをたしなみ" ながら、蓄音機とSP レコードの熱心な愛好家でもある有田正広氏。いよいよ今回3回目のご登場です。

今回は・・・
1901年の録音のベルリナー円盤に吹き込まれた笛の音から20世紀前半までの、数多のフルート奏者たちの奏でたフルート音楽のSP盤を軸に、さらにはピアノ、歌、弦楽器が織りなす音楽の世界を交えて聴いていきます。
モイーズ、メルバ、ゴーベール、エヌバンス、テイタム、スペルヴィア、ローゼンタール、ルモーネ、リパッティ、ミュール、アマディオ、プシホダ、コルトー、バルワーザーなどなど・・・
有田氏がここ何年も、蓄音機を通して聴いてきた音楽家たちを、自らも演奏家である氏が、彼らの演奏に何を感じ、何を思うのか、そんなお話しを聞きながら、皆様とご一緒に音楽を楽しみたいと思います。
滅多にない貴重な機会、お見逃しなく皆様のご来場をお待ちします。 
まずはご予約を!

案内人:笛を嗜む、有田正広氏

使用蓄音機:1927年 英国製 手捲蓄音機 HMV202(オーク)
同型のモデル203(マホガニー)と並ぶHMVの最高級機です。米国製「クレデンザ」の木製ホーンに対してこちらはより大きな金属ホーンを装備しています。高額だったことや発売2年後の世界恐慌の影響もあってか、1932年までの販売台数は「203」とあわせても世界で500台あまりしかないといわれる超希少蓄音機です。
写真は 三浦玄樹 著 マック杉崎 監修「図説 世界の蓄音機」(星雲社刊)からお借りしました。

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主催:富士レコード社 神田神保町古書センター9階

お問い合わせ電話:03-3264-8546
e-mail:info@fuji-recordsha.co.jp


 

プログラムは有田氏手書きによる3頁にわたる洒落たもので、そこに選ばれた奏者と曲目はまさにフルート演奏史をみごとに網羅したもの。
おそらくフルートの録音としては最古のラッパ吹込みから、感動的な名演のモイーズ2回目のハンガリー田園幻想曲まで16曲、作曲された当時の奏法や録音された奏者の吹き方などを丁寧に解説してくださり、また、ル・ロワやモイーズといった奏者と直にかかわったエピソードなども楽しく、実に興味深く有意義で、為になるコンサートでした。フルートばかりじゃ飽きるかな!?という有田さんのお心使いで、適宜ご披露された息抜きの秘蔵盤も楽しかったです。有田さんどうもありがとうございました。(S)

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