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- お知らせ -

2024/04/16

第46回SPレコードコンサートは終了しました

大勢の皆様のご来場に心より感謝申し上げます
刑部
教授が選ぶ昭和の流行歌

~私の好きな素晴らしき昭和の歌声~

と き:令和6年5月25日(土)午後2時開演
                   
 1時半開場・5時頃終演

ところ:神保町北澤ビル2階ブックハウスギャラリー
【古書センターから靖国通りを九段方向へ左側徒歩3分・北澤ビル正面左階段上】
先着40名様 入場無料(要・ご予約) 
【電話でもメールでもOK。お申込みください】 

使用機器:米国ヴィクター1926年製手巻蓄音機 8-30 「クレデンザ」  

 案内人:刑部芳則(おさかべよしのり)
    (日本大学商学部教授、東海林太郎音楽館学術顧問)
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NHK連続テレビ小説 「エール」や「ブギウギ」の風俗考証を担当された刑部氏。 さらにBSテレ東「武田鉄也の昭和は輝いていた」など、多数のメディアにも出演されている氏のご専門は、日本近現代史。  旧華族制度、勲章制度や制服などの服飾史にも詳しい新進気鋭の学者さんのご登場です。

でも好きな昭和の流行歌の話をされるときは、いたってフランク。 面白エピソードを交えたトークもさることながら、昭和10年以降SP盤が最もSP盤らしい音を出していた最良期の流行歌を、皆さまとご一緒に楽しみましょう。
久しぶりの「流行歌」SP盤のコンサートです。ご期待ください。
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主催:富士レコード社 神田神保町古書センター9階

お問い合わせ電話:03-3264-8546 

e-mail:info@fuji-recordsha.co.jp

当日のプログラム
ヒット曲や隠れた名曲、もっと聴いてほしい曲、刑部先生の流行歌への愛情溢れる選曲です
トレードマークの白の蝶ネクタイも凛々しく、刑部先生のお話しは流行歌の特質でもある、時代時代の世相のこと、作られてきた事情なども、合わせて解説されるので、この曲がどうやって生まれてきたのかが、なるほどと分かり、またレコード会社の売上競争の中で生み出されていく名曲やダメ曲の裏事情の面白可笑しい解説で、ついつい引き込まれてしまいました。
 昭和26年津村謙の歌った「上海帰りのリル」のヒットを狙って、各社「リルもの」を競って発売、「リルを探してくれないか」、「心のリルよなぜ遠い」、「私がリルの妹よ」、「霧の港のリル」、「わたしは銀座リル」、で結局、探していた「リル」が、三條美紀の「私がリルよ」でコロムビアにいたことが判明?!、というエピソードには会場大爆笑。楽しい会でした(YS)
今回は野村胡堂先生が使用していた愛機の「クレデンザ」を使用しましたが、ゼンマイが切れるという避けられない不安対策用に持ち込んだサブ機、英国製HMV157の小型のスタンドタイプの蓄音機の音質がまた素晴らしく、刑部先生はこちらの方がお気に召したようで、プログラムの半数はこの蓄音機で掛けました。
 会の終わりに、「クレデンザ」へのインタビューをなさった先生曰く「普段はクラシックを掛けているので、3時間も流行歌を掛けて、疲れたよ」と言っているとのこと。ハハハそんなバカな(YS)

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