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2023/06/22

第42回SPレコードコンサートは終了しました

第42回SPレコードコンサートは終了しました。酷暑の中、ご参加いただいた皆さんには心より感謝申し上げます。

「SP盤の電気再生とジャズあれこれ」

とき:令和5年8月12日(土)午後2時開演(1時半開場・5時頃終演)
ところ:神保町北澤ビル2階ブックハウスギャラリー
【古書センターから靖国通りを九段方向へ左側徒歩3分・北澤ビル正面左階段上】
先着35名様 入場無料(要・ご予約) 
【電話でもメールでもOK。お申込みください】 

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主催:富士レコード社 神田神保町古書センター9階

お問い合わせ電話:03-3264-8546
e-mail:info@fuji-recordsha.co.jp
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SP盤は蓄音機で聴くもの、という意識から離れて、最近ではLPレコードのように、オーディオ機器で再生される方も増えています。

そこで欠かせないのはフォノイコライザーですが、今回は今一番入手しやすいオーロラサウンドの「EQ-100」を使って、製作者の唐木志延夫氏とジャズSP盤蒐集家として名高い瀬谷徹氏に案内人をお願いし、弊社としては初のジャズのレコードによるコンサートを開催します。

イコライザーの導入にお迷いになっている方々には特に、この機会をお見逃しなくご参加をお勧めします。

案内人:瀬谷 徹氏
1950年生まれ、つくば市在住。蒐集歴45年以上のジャズSP愛好家。1987年6月から「JAZZ SPレコードを聴く会」を主宰し35年を迎える。2000年からオーディオ・パークでSP復刻CDに関わり30枚のCDを製作。現在NHKラジオ「ジャズSPアワー」のパーソナリティを務めている。

写真は次に掛けるSP盤についてご説明なさる瀬谷氏。長い蒐集の経験を持つ氏ならではの、体験談、アドバイスを交えて、実に面白いお話しでした。
ありがとうございました。
使用機器:フォノイコライザー:EQ-100、真空管プリメインアンプ:HFSA-1
     スピーカー:ALTEC 806A ドライバー+「HMV 194」
           JBL LE8T(サンスイ箱入 2本)  
     バリレラカートリッジ:SONOVOX MC-4 2.5ミル、3ミル、3.5ミル
     各種ケーブル類

機器操作:唐木志延夫氏(からきしのぶ)

オーロラサウンド(株)代表。アナログオーディオに注力し様々なフォノイコライザーアンプや真空管アンプなどを設計、製作、販売。すべてのアナログレコード再生に対応している。国内海外の有力誌から各種の賞受賞。
コンサート前半の10曲は、英国製手捲蓄音機 HMV194のサウンドボックスの代わりにドライヴァーALTEC806Aを取り付けて蓄音機のホーンの部分を利用して音を出すという、ちょっと変わった方法で堪能しました。後半10曲は皆さんが普通に入手できるタイプのスピーカーSPENDORを使って、イコライザーの効果を体験しました。
ある方はその音の太くて柔らかい音質に感心したとおっしゃり、またある方は様々な方法の音の楽しみ方に感銘したとおっしゃっていました。やってみて良かったです。(S)

写真は真っ赤なアロハシャツで機器のご説明をなさる陽気な唐木さん。
ありがとうございました。

以下は当日のプログラム。イコライザーカーヴの設定、針先の太さを1曲ごとに確認して聴きました。

  1. East St. Louis Toodle-Oo / Duke Ellington and his Orch. (NYC.1927/12/19)*250Hz/-6dB(3.5mil)

 

  1. Take The "A" Train / Duke Ellington and his Famous Orch. (HW.1941/2/15)*500Hz/-8dB(3.5mil)

 

  1. Weather Bird / Louis Armstrong and Earl Hines (Chicago,1928/12/5)*250Hz/-6dB(3.5mil)

 

  1. Blue Again / Louis Armstrong and his Orch. (Chicago,1931/4/28)*500Hz/-8dB(3.5mil)

 

  1. That's A Plenty / Earl Hines and his Orch. (Chicago,1934/9/12)*400Hz/-8dB(3.5mil)

 

  1. Fidgety Feet / Fletcher Henderson and his Orch. (NYC.1927/3/12)*500Hz/flat(3.5mil)

 

  1. I'll Always Be In Love with You / Fletcher Henderson and his Orch. Chicago,1936/4/9)*500Hz/8dB(3.5mil)

 

  1. Mary Had A Little Lamb / Willie Bryant and his Orch. (NYC.1936/6/3)*500Hz/-8dB(3.5mil)

 

  1. One O'Clock Jump / Count Basie and his Orch. (NYC.1937/7/7)*400Hz/-12dB(3.5mil)

 

  1. Jumpin' At The Woodside / Count Basie and his Orch. (NYC.1938/8/22)*400Hz/-12dB(3.5mil)

 

休憩

 

  1. Swingin' On The Famous Door / The Delta Four (NYC.1935/12/20)*400Hz/-8dB(3.5mil)

 

  1. Honeysuckle Rose / A Jam Session At Victor (NYC.1937/3/31)*500Hz/-8dB(3.5mil)

 

  1. I Can't Get Started / Bunny Berigan and his Orch. (NYC.1937/8/7)*500Hz/-8dB(3.5mil)

 

  1. A Little Love-A-Little Kiss / Quintette of The Hot Club of France

 (Paris.1937/4/26)*250Hz/-4dB(3.5mil)

 

  1. After You've Gone / Bill Coleman and his Orch. (Paris.1937/11/12)*400Hz/-4dB(3.5mil)

 

  1. Mop Mop / Metropolitan Opera House Jam Session (NYC.1944/1/18)*500Hz/-12dB(2.5mil)

 

  1. Rockin' Chair / Louis Armstrong and his All-Stars (NYC.1947/6/10)*500Hz/-12dB(3.0mil)

 

  1. Yes Sir, That's My Baby / Sextette From Hunger (LA.1949-1950)*500Hz/-12dB(3.0mil)

 

  1. I Can't Give You Anything But Love / Oscar Peterson Trio (LA.1953/5/23)*400Hz/-12dB(3.0mil)

 

  1. Stars Fell On Alabama / Ella Fitzgerald and Louis Armstrong (LA.1956/8/18)*RIAA(3.0mil)

 

 

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