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2023/04/22

第41回SPレコードコンサートは終了しました

大勢の皆様のご来場を感謝申し上げます
第41回SPレコードコンサート

「パルナッソス山への階梯 Gradus ad Parnassum」

とき:令和5年6月3日(土)午後2時開演(1時半開場・5時頃終演)
ところ:神保町北澤ビル2階ブックハウスギャラリー
【古書センターから靖国通りを九段方向へ左側徒歩3分・北澤ビル正面左階段上】
先着35名様 入場無料(要・ご予約) 
【電話でもメールでもOK。お申込みください】 

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主催:富士レコード社 神田神保町古書センター9階

お問い合わせ電話:03-3264-8546
e-mail:info@fuji-recordsha.co.jp
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弁士:有田正広氏(フルートをたしなむ蓄音機歴13年の愛好家)
使用機材:手捲蓄音機「クレデンザ」(1926年米国製あらえびす愛機)
内 容:フルートをたしなみながら蓄音機とSPレコードの熱心な愛好家でもある有田正広氏のご案内による久々のコンサートです。
音楽の女神ミューズが集うとされるパルナッスム山へのきざはしを、皆様とご一緒にたどる至福の時間をお過ごしください。
ちょっと真面目で、ユニークなおしゃべりもお楽しみです。

さて、その内容は・・・
Prélude 導入
カザルス/JS・バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009
~プレリュード

Allemande 名曲のひろがり  クライスラー作曲「愛の悲しみ」
V・プシホダ ◎M・エルマン ◎S・チェルカッスキー ◎Y・メニューイン ◎G・ヌヴー 江藤俊哉 ◎J・ハッシド

Sarabande 歌・・・さまざま、人の声・・・魂のうた
◎美空ひばり ◎ジョセフィン・ベイカー ◎ルイ・アームストロング ◎ビリー・ホリデイ ◎エデット・ピアフ

Chacconne ショパンで聴く新、旧 演奏スタイル
D・リパッティ ◎F・プランテ ◎M・ローゼンタール ◎I・フリードマン ◎R・コチャルスキ

Conclusion 終結
C・クラウス

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熱心な聴衆の皆様。満席で、大好評でした。3時間弱の長丁場だったにもかかわらず、皆様真剣に有田氏のお話しや、クレデンザの音にどっぷり浸って・・・濃密な時間でした。
現代の演奏家が過去の演奏家の演奏について話し、その音楽を聴き、演奏家の孤独や音楽へのかかわり方をお話しされるという、稀有な体験をさせていただきました。
カザルスのラッパ吹込みによるバッハの無伴奏チェロ組曲第3番の「Prélude」で始められたコンサートは、次の「Allemande」と題するくくりでは名曲への様々なアプローチの違いを聴き、次の「Courante」では天才たちの最初期の録音を聴きました。さらに「Sarabande」というくくりでは、人の声の魂とのかかわり、凄さを、そして「Chaconne」ではショパンの音楽を通して演奏史に触れ、最後にウィーンフィルの名演、シュトラウスのポルカでお開きとなりました。
重い内容もあったものの、面白かった、楽しかったというお声を数多くいただき、大満足の午後でした。
前夜からの雨がやんでくれて、ホントに良かった(S)

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