NEWS

- お知らせ -

2023/02/24

第40回SPレコードコンサートは終了しました

第40回SPレコードコンサート
「ショパン演奏の秘かな愉しみ」

~Sakuraphon所蔵のレコードによるコンサート~

とき:令和5年4月8日(土)午後2時開演(1時半開場・5時頃終演)
ところ:神保町北澤ビル2階ブックハウスギャラリー
【古書センターから靖国通りを九段方向へ左側徒歩3分・北澤ビル正面左階段上】
先着35名様 入場無料(要・ご予約) 
【電話でもメールでもOK。お申込みください】 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
主催:富士レコード社 神田神保町古書センター9階

お問い合わせ電話:03-3264-8546
e-mail:info@fuji-recordsha.co.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

案内人:夏目久生氏(なつめひさお)
(サクラフォン代表・ピアノレコード研究家・マスタリング・エンジニア)

使用機材:電気再生を予定
 スピーカー:ドライヴァーALTEC 806A+蓄音機「クレデンザ」のホーン部分
 プレーヤ:Technics SL1200MK4
 カートリッジ:SONOVOX MC4 2.5mil
 イコライザー:Aurorasound EQ100
 アンプ:DENON PMA-50  ほか

内 容:令和元年の5月にご登場いただいて大好評だった夏目氏によるコンサートの第2弾。もっと早くに次を、とのお声をいただきながら、コロナのせいで・・・今回満を持しての再登場です。
さてその内容は・・・

古今東西、温故知新、ショパン演奏の名盤、珍盤を、ピアノ独奏を中心に、器楽編曲盤などを交えながら、秘蔵のSPレコードをこっそり、そしてたっぷりとお愉しみいただきたいと思います。なにが出てくるかは、当日のお愉しみということで・・・ご期待ください
 

当日のプログラムです

「GREAT CHOPINZEES〜ショパン演奏の密かな愉しみ」


第1章:偉大なるショパンジーたち
Vladimir de Pachmann (1848-1933):ワルツ 第6番, Op.64-1(前口上付き)
Victor GIlle (1884-1964):夜想曲 第5番, Op.15-2
Auguste de Radwan (1867-1957):二つのマズルカ, Op.6-2 & 30-4

第2章:ショパン異種格闘技
Adolphe Hennebains (1862-1914):夜想曲 第5番, Op.15-2(タファネル編)(フルート独奏、オーケストラ伴奏)
Dino Jonesco ( ??? ):ワルツ 第7番, Op.64-2(ツィンバロム独奏、ピアノ伴奏)
Lalyta Almirón (1914-1997):夜想曲 第2番, Op.9-2(タレガ編)(ギター独奏)

~ 休憩

第3章:日本のショパンジー
澤田 柳吉 (1886-1936):ワルツ 第7番, Op.64-2
野辺地 勝久(1910-1966):夜想曲 第16番, Op.55-2

第4章:忘れられたショパンジーたち
Gertrude Meller (1879-1945):夜想曲 第10番, Op.32-2
Wilhelm Backhaus (1884-1969)):練習曲, Op.10-7 & ワルツ 第6番, Op.64-1

~ 休憩

第5章:装飾的ショパン
Vladimir de Pachmann (1848-1933):ゴドウスキー編;革命のエチュード(左手のみ)
Victor Schiøler (1899-1967):ゴドウスキー編;蝶々のエチュード
Raoul von Koczalski (1884-1948):夜想曲 第2番, Op.9-2(ヴァリアント付)
Cecile Staub Genhart (1898-1983):ザドラ編;ワルツ 第6番, Op.64-1

第6章:歌ショパン歌
Miiza Korjus (1909-1980):乙女の願い〜17のポーランドの歌(ドイツ語、オーケストラ伴奏)

~ 終幕
大雨の天気予想に反して、晴れとはいかないまでも良くもってくれた天候の中、満席のご来場を、本当にありがとうございました。
夏目さんはプロジェクターも屈指して、楽しく為になる解説つきで、数々のレコードを披露されました。中でも開演早々にでた、ヴィクトール・ジルのピアノを弾く映像はほんとに貴重でした。パハマンにも似た風貌のジルというピアニストを知ったのは私一人ではないはず。
エネバンスのフルートによる夜想曲第5番の音色、野辺地勝久のフォノシートによる夜想曲第16番の超名演。バックハウスによる1913年録音の練習曲作品10-7と子犬のワルツの意外な名演。そのほか、今回初めて耳にする演奏家や今までこれほどとは、とは思わなかっにた演奏家の名演など、聴きどころ満載、そして最後のコリユスのコロラトゥーラによるショパンの名唱まで、密度の濃い有意義な時間でした。
閉演直後には「揺れる電車の中で雨を見ながら余韻に浸っています」という、メールもいただきました。良かったですね。
夏目さん、ありがとうございました。またやりましょう(S)

前のページへ戻る