ITEM

- 取扱商品 -

ショパン演奏の秘かな愉しみ

制作・販売:サクラフォン SKRP78011
¥2,420(込)

「グレート・ショパンジーズ
〜ショパン演奏の秘かな愉しみ〜」

伝説的なショパン弾きによる決定盤、世界初録音、偏愛的パラフレーズものなど、3つのテーマを決めて78rpmレコードによるアンソロジーを編んでみました。そこには1世紀前のショパン演奏のスタイル、失われた美意識が確かに遺されています。
みなさまがこのCDに耳を傾ける時、タイムトラベルをしているかのような感覚を感じていただけたら本望です。

 


制作者からのコメント

最も入手に時間がかかったのはマリー・パンテ「夜想曲Op.62-1」です。

パンテのレコードはどれも入手困難ですが、特にこの仏Columbiaと仏Pacific盤にある「マズルカ選集(2枚)」は存在を知ってから入手まで20年ほどかかりました。


またレア度で言えば、P.P.グロースの露G&T盤です。

内容はショパン・ポプリと言えるライトクラシックになりますが、

レコード創世記をテーマにした論文で稀に取り上げられることはあっても

現物を聴く機会はまずないと言える幻のレコードです。


また、中古市場に出て来ない人気レア盤として、モンポウとシュレターを挙げておきます。

両者ともショパンの演奏をほとんど残していません。

復刻に最も手を焼いたのは、アンダーソン・タイラーのVelvet Face盤です。

エジソンベル社の典型的なマイクの遠いセッティングですが、最初期の電気録音の試作的な部分があるのか、高音と低音のバランスが極めて稀な変わった録音でした。

また、HMV系の電気録音は特有のジリジリノイズがありますので、

なるべく雑音に慣れていないリスナーにも聞きやすくするようにするのはいつも加減が難しいと思います。


近年のノイズレストア機能は高精度化していますが、

原盤を再生した時のそのままの音の方が何故かワクワクするということを再認識しています。

 
さあどうぞ皆様お楽しみください。

【収録曲目】
1)ド・パハマン:ワルツ作品64-1「子犬のワルツ」(1925年録音)
2)ヴィクトル・ジル:夜想曲嬰へ長調作品15-2(1934年録音)
3)マリー・パンテ:夜想曲ロ長調作品62-1(1936年録音)
4)コチャルスキ:夜想曲変ホ長調作品9-2(ショパン自身の装飾版)(1938年)
5)フランク・アンダーソン・タイラー:ロンド・ファヴォリによる華麗なる変奏曲 変ロ長調作品12
6)リューシャン・ヴュルムゼル:ワルツ変イ長調作品69-1(1911年録音)
7)マーク・ハンブルグ:アンダンテ・スピアナートと大ポロネーズ作品22(1914年録音)
8)ガートルード・メラーアンダンテ・スピアナートと大ポロネーズ作品22(1923年録音)
9)アイリーン・シャーラー:夜想曲ハ短調作品48-1(1916年録音)
10)アルフレッド・グリュンフェルド:夜想曲変イ長調作品32-2(1911年録音)
11)ウラジミール・セルニコフ:前奏曲嬰ハ短調作品45(1913年録音)
12)ド・パハマン:ゴドフスキー編曲による練習曲作品10-12(左手版)(1912年録音)
13)ヴィクター・シイェラー:ゴドフスキー編曲による練習曲変ト長調作品25-9(初版盤)(1929年録音)
14)フェデリコ・モンポー:モンポー編曲ワルツイ短調作品34-2(1929年録音)
15)カロル・シュレーター:ミハロフスキー編曲 子犬のワルツによるパラフレーズ(1923年録音)
16)ピョートル・グロース:夜想曲作品27-2とスケルツォ作品31のポプリ(1903~1904年録音)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

[Track List]

https://sakuraphon.net/
サクラフォンのCDは全品、弊社でもお求めになれます。
地方発送もできます。お気軽にお尋ねください

前のページへ戻る