ジャック・ティボー
機械式(電気以前)の録音集
1922年&1924年録音
なんといっても目玉は、機械式録音(ラッパ吹込み)時代の最後の録音のヴェラチーニのソナタが入っていること。名演です。当時から入手困難なSP盤のひとつでした。
後年ティボーが来日した際、日本で録音をする話が持ち上がり、「さて、曲目は何がいい?」と聞いたティボーに、日本側録音スタッフは、「入手困難なヴェラチーニをお願いできないか」と希望。その結果録音されたのが、「ビクター洋楽愛好家協会シリーズに収まった、RL11の同曲。昭和11年5月27日のことでした。
¥800(込)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番作品99
ティボー、コルトー、カザルストリオの名演もある同曲。ひと時代あとの演奏で、やはりこれも名演。ルービンシュタイン52歳、ハイフェッツ38歳、フォイアマン37歳の録音。フォイアマンはこの3年後、病の手術が原因で亡くなってしまいます。
¥800(込)
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
トスカニーニ61歳。NBC交響楽団との最初期の、そして当時の聴衆にとっても待望の録音でした。当時同曲で入手できた指揮者は、クーセヴィッツキ、ワルター、ビーチャム、リヒャルト・シュトラウスのみ、ワルターは極め付きの名演ではあったが、なにせ録音が甚だ不満足だった、と評論家藁科氏は書いていました。
¥800(込)
ご紹介したCDは、古書センター9階富士レコード社にて、ご試聴のうえお買い求めできます。また地方の皆様には1枚からでもお送りできます。どうぞお気軽にお尋ねください。