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レオポルト・アウアー自伝

レオポルト・アウアー自伝
~サンクト・ペテルブルグの思い出~

    レオポルト・アウアー[著]
           角 英憲[訳]
           序文 西原 稔

本文・年表 481頁 人名索引 34頁
     2018年8月10日初版発行
出版館ブック・クラブ 刊 ¥4,180(税込)
帝政ロシア  チャイコフスキーやリムスキー=コルサコフを生んだロシア・クラシック音楽の黄金時代。偉大なヴァイオリニストが語る、もうひとつの西洋音楽史。
 音楽修行時代から、ロシアだけにとどまらず、往時のパリやドイツのハノーファー、デュッセルドルフ、さらにはロンドン、アメリカへと、アウアーの活動はとどまらない。その折々の思い出話が実に生き生きと語られ読む者を引きつける。ヴィエニアフスキとの食事、ロッシーニに聞いたヴァーグナーの感想、ベルリオーズに逢った話、ブラームスとの「クロイツェルソナタ」の演奏、若きサン=サーンスやパデレフスキーと共演した演奏会、ジェニー・リンドの歌声を聴いた話。まだまだ。そのどれもが楽しい、音楽好きには堪らないエピソード満載のおすすめ本です。読みやすい訳もうれしい。是非ご一読を。

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