『中村とうようコレクションを聴く~機械式録音時代のSP盤を中心に』
去る7月20日、自らの命を絶たれた音楽評論家「中村とうよう」氏の貴重なSPレコードのコレクションは現在武蔵野美術大学に大切に収納保存されています。
ポピュラー音楽というジャンルが形作られてきた経緯をすべて同時代的に体験し、その啓蒙に努力されてきたとうようさんが、一生をかけて厳選、蒐集されレコードを、是非聴いてみたいという声は生前からもたくさんありました。
もちろんすべてを聴くというわけには参りませんが、その一部だけでもと、念願のSPレコードコンサートが、後継者ともいうべき田中勝則氏の解説を得て、開催されました。
当夜はとうようさんご自身の所有されていた、1928年アメリカ製手巻蓄音機 ヴィクトローラVE8-12「セミクレデンザ」で再生いたしました。たくさんの皆様のご来場をありがとうございました。
ここに掲げました写真、記事は2004年11月20日に当社が企画開催した「三省堂SPレコードコンサート」の第8回目のゲストとしてご出演いただいた時のものです。またそのお話の全貌は2005年2月5日発行の「SPレコード」誌Vol.7-No.4(通算第64号)に掲載されました。写真はその冒頭ページです。